就職 そして人生の絶望へのカウントダウン

社会人学校が始まった。

自分で考えて自分で見つけて動く。

教えていただいたことには感謝を伝える。

辛さから逃げてはいけない。チャレンジしなければいけない。これが社会人学校の初歩の初歩。

 

私の配属は実家から通勤では無く、静岡県の西部にある店舗であった為、会社の寮生活であった。

 

先輩からの引き継ぎなどがあったり、出向で来られていた先輩のお客様の引き継ぎで、いきなり100名以上のお客様の営業マンとしてもスタートであった。

 

そんな中、とある出会いで、1人の学生との出会いがあった。社会人としても初めてのスタートと、人生初めての異性とのお付き合いであった。

 

車の営業マンだったので、遅い時は早朝2時の商談とか、ホストのお客様をお相手に商談に行くケースもザラであった。

 

この頃少し体調を崩してしまい。車で営業回り中に心臓の痛みで救急車騒動になってしまった。

 

所長が部長に呼び出されて、勤務の監督が厳しくなった。それでもこの所長は、クレジットカードが今週中に3件加入取れたら、休んで良いよと、言う完全今ではアウトの所長であった。結局私はその月は1枚しか取れなかった為、休み無しで、1ヶ月間ずっと出社だった。定休日にも出社して、お客様様の所を回って加入してきなさいと言う仕打ちだった。

 

徐々に営業のやり方等にわかってきたときに、正式にあの時出会いがあった学生さんとのお付き合いがスタートした。

 

食事に行ったり、映画館で爆睡してしまって、彼女から激オコされたりしてたが、充実していた。

この頃所長は入れ替わりになり、物凄く理解のある所長さんに変わった。そのことから、店頭で、確実100%受注の鰻登りに車が売れるようになった。クレジットカードも月に驚くほどくらい獲得でき、報奨金を貰えるように変われた。人として心配してくれる所長さんでした。

 

この頃私の友人が東京の表参道の近くに3店舗目のレストランを出店するとのことで、いろいろ相談にのっていて、彼女とも食事に行っていて、お金の面で何も心配のない成功した友人から、事業を動かすために、借金の連帯保証人になってくれないか?との相談があったが、初めは断っていたが、口座の残高など全部お金の動くを見せていただき、安全と判断して1200万近くの連帯保証人になった。

返済スタートが始まってからも何も問題なく過ぎていったし、彼女とちょくちょく食事に行っても全て無料で提供してしていただいたので、連帯保証人の契約の時の交換条件もちゃんとしてくれて、店も3店舗4店舗と増えて行って順調であることも安心できていた。

 

恋愛も、順調に進んでいき、日産で働き始めてから4年を迎え、彼女の誕生日にプロポーズをしようと私は決意した。

お互い一緒になったらと言う話がちょくちょく出ていたので、男として決断と世界で一番好きな人と結婚できる自分だから絶対に幸せにしたい、この人じゃないと幸せにできないから、プロポーズしようと、婚約指輪を購入した。そして彼女の誕生日11月5日に毎年の記念日のように約束をして、いつもの待ち合わせ場所に約束を毎年同じように何も変わらない記念日から今年は違う記念日に変えようと考えた、約束をした。

 

運命のカウントダウンは始まった。

11月5日当日が来た。

 

その日は、所長にも大切な日だからと言うことで、早めの早退扱いにしてもらおうと話をしていたら、急な商談が入ったが、約束の時間には余裕がある時間で商談も終われるので、その商談を引き受けた。

朝から緊張しすぎて、空回りテンションだったが、車の事故の無いよう気をつけて予定の時刻が近づいてきた。商談も無事終え、彼女に今から向かうからと伝え、予定の時刻に、いつもの交差点の先で待っていてと伝えて、後部座席に115本のバラの花束と婚約指輪をスーツの内ポケットに入れて膨らんじゃうことに気づいて、右ポケットに入れてみたり、右ってではめるから、左ポケットかな?と色々悩みながら結局バックの中にしまって向かった。

 

待ち合わせ時刻は19時だった。11月は19時になると暗く。一人で待たせるのも不安だったが、人通りも多い場所なので、特に心配ではなかった。

 

高速を使って一般道を進んでいったら、こんなところで渋滞なんて珍しい?なんだろうと考えていた。時計を見たらまだ余裕がある時間で30分も余裕があるから大丈夫と思っていたら、どんどん余裕がなくなってきた。まずい、遅刻しそうだから、連絡した。いつもだったら数コールで電話に出るのに、電話に出ない。むしろ、留守電?なぜ?まー、たまーに電池切れで、車で充電する彼女だったのですが、予定の19時になっても渋滞が動かない。その頃、渋滞の列引き裂くようにパトカーや救急車やレスキューの消防関係が何台も通り過ぎていった。私が渋滞にハマってから20分したら対向車線を走ってきたので、車の事故かと思っていた。

 

だが渋滞は動かない。彼女からもおそーぃと言う電話もない。彼女の実家からその待ち合わせ場所はものの1分くらいの場所なので、もし携帯の電池切れでも自宅から連絡があるはずなのに?何かおかしい。その時、車が動き始めた。ようやく待ち合わせ場所に着いたと思いきや、待ち合わせ場所で事故だった。その場に彼女の姿は無かった。

 

事故現場からちょっと先で、停車し、彼女に何度も電話をした。また、彼女の実家にも連絡したが、両方とも留守電だった。